ページ

2010年10月6日水曜日

美幌峠

電線に遮られることなく見られる360度パノラマの美幌峠にやって来ました。16時過ぎに着き、ギリギリ辺りを見渡せる明るさがあります。

美幌峠から見た屈斜路湖。中央にある島は中島です。
ここから360度の眺めを順々に撮ってみました。

中島は消えましたがまだ屈斜路湖の端が写ってます。

美幌峠の頂き部分です。

みなさんいろいろな方角を眺めてます。

駐車場から登ってきた道です。

阿寒の山々を楽しみながら、
徐々に屈斜路湖に戻ってます。

最初の屈斜路湖が再び登場。
これで美幌峠の360度全風景が終わりです。
クマザサが苔のジュータンのように見えてしまう雄大さでした。
猫をしっかと抱いて佇む女性を見かけて、
私まで少なからず哀愁を感じました。
恐山でもこういう光景を見たことを思い出します。
美幌峠は確かにそういう雰囲気のところかもしれません。

美幌峠を下りてこの日の宿泊地の旭川へ向かう時には夕焼けでした。

どんどん暗くなっていく、秋の美幌峠です。

2010年10月5日火曜日

屈斜路湖

阿寒湖、摩周湖、硫黄山と訪れ、次に来たのは屈斜路湖です。
摩周湖が7000年前の噴火でできたというのも現実味のない月日ですが、
屈斜路湖は34万年前からカルデラを形成するような噴火が始まり、
3万年前より後にはそういう大きな噴火がないとか。
ピンとこない年月ですが、大昔からあった湖なんですね。
屈斜路湖といえば砂湯。
こうして木のベンチがあり、いかにも座って浸かっていって下さい
と言わんばかりですが、実際には熱くてとても足を入れてられません。

日本最大のカルデラ湖というだけあって、とても広々してます。

こちらは湖の水です。
とてもきれいでした。

湖の水は冷たいのですが、そのすぐ手前の砂をちょっと掘ると
熱いお湯がすぐに出てきます。

10センチくらい掘って足を入れてみましたが、
湖の冷たい水とブレンドすることでようやく
足を入れていられるようになります。

砂湯はこうしてできる、実演版です。
これは真っ更な砂地。

ちょっと掘るとこうしてすぐにお湯が出てきます。

こうして手でどんどん掘ってます。

より多くのお湯が出てきて砂湯の出来上がりです。

砂湯の近くには飲料用の温泉水が出ているところがあります。
飲んでみましたが、酸っぱかったです。そしてやはり熱いです。
熱い砂湯を楽しんで、次の目的地美幌峠に向かいました。

摩周湖・硫黄山

阿寒湖から摩周湖に向かう途中の車窓です。
カルデラ湖があるだけあって、山、山、山です。

日本で最も透明度の高い湖といわれる摩周湖。
この湖面の色は摩周ブルーというそうです。
約7000年前の噴火によってできた窪地に
水が溜まった姿が摩周湖なのですが、
7000年前とは、この地がまだまだ日本でなかった頃。
時代で言えば石器時代、縄文時代の頃でしょうか。

河川の流入・流出のないカルデラ湖。
なのに水位の変動がほとんどないという不思議な湖です。

湖と反対側の景色です。
外海を見るような果てしなさでした。

真ん中にポツンとある島はカムイシュ島です。

駐車場の方の景色です。

山、山、山。

やっぱり山。

摩周湖を十分堪能して硫黄山へと向かいました。
こうしてあちこちから煙が出て、硫黄の匂いが充満してます。
20年以上前に来た覚えがあるのですが、
その時は硫黄山のあちこちでゆで卵が売られていました。
それが今はすっかりなくなったようです。

噴火口

こちらも噴火口

ところどころに熱い硫黄泉が出ているところがありますが、
いずれも浅く、手で触ってもやけどしない程度でした
(危険なので触らないほうがいいです)
だから温泉卵を作る姿もなくなったのでしょうか。

今までの画像は正面のもので、
これは向かって右横の岩肌です。

硫黄山の下の方には植物が生え、
こうして紅葉が始まってました。

阿寒湖

道央・道東の旅の最初に行った湖、阿寒湖です。この日は素晴らしい晴天でした。阿寒湖畔に着くと、思っていたより大きな観光地で驚きました。ホテルやおみやげ屋さんがたくさんあって、観光客も大勢いました。

阿寒湖に向かう途中の車窓です。
雌阿寒岳か雄阿寒岳か・・・。

乗船した遊覧船が発着する桟橋です。

船が出てすぐの景色


もう一つの桟橋にはカモが日向ぼっこしてました。

雄阿寒岳

マリモを見学する島が見えてきました。

島に上陸すると、こうして木々に苔のようなものがついてます。

マリモの館には、こうしてマリモが。

これは巨大マリモとか。
人の手の拳と比べるとこの大きさです。

雄阿寒岳

阿寒湖にはこうした険しいところもあります。


遠目で見るとこんなです。

こちらも雄阿寒岳

湖内にはたくさんの島が点在してます。

湖の色はマリモ色の緑に見えるのですが、
マリモが崩れて散ったからなのでしょうか。


やはりマリモ色

どうしてもマリモ色

木々が倒れてます。手付かずのとはこのことでしょうか。

木々が倒れていたり、どうしてあんなふうに岩が並ぶのかと思ったり、小さな島が点々とあったり、ジャングルツアーのような1時間20分の阿寒湖遊覧船でした。ずっと船のデッキにいるには寒い季節ですが、阿寒湖の冷たい風を浴びながらゆっくりクルージングできて良かったです。