1月31日、オペラシティコンサートホールにて開催された演奏会。
<曲目>
チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」op.20より「ワルツ」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18番
ブラームス:交響曲第4番ホ短調op.98
西本智実さん。大変人気のある若手指揮者と聞いてはいましたが、
満席なのがうなずける指揮ぶりです。
ひとつの感動のかたちをみた思いです。
親子、夫婦など、
優しさと愛情を持ち合っている関係というのは、
見る人を感動させると思うのですが、
西本智実さんの指揮は、
演奏者にそういう愛情と優しさをもっていているように感じさせてくれます。
そして全身から音楽が聞こえてきます。
「徹子の部屋」に出演されていたのを見たことがあるのですが、
ご本人曰く、「格好つける余裕なんてありません。」
なのに、とてもしなやかで力強く、美しくてかっこいいんです。
もともとラフマニノフが好きな私ですが、
西本指揮のラフマニノフ、大変気に入ってしまいました。
加えてウォニー・ソンのピアノ。
良かったですよ~。
やはりピアノがよくないと。
ウォニー・ソンは演奏中、演奏後も汗だくでした。
西本さんはひとつの演奏会で2キロくらい痩せるそうです。
全身運動の重労働ですね。
お二方とも、演奏が終わると安堵の顔をして、
手を胸元にあてホッとした様子で、
客席に向かって挨拶します。
ご苦労様でした。
また聴きにきます。
演奏会が終わり、地下のレストラン街に食事に行く途中、
楽屋口付近には女性たちの長蛇の列が。
その中のお一人に、「これは出待ちですか」と聞くと、
「そうですよ~」とにこやかに答えていただいて。
200人くらい、いやそれ以上はいたと思うのですが。
すごい人気なんですね、と思いながらレストラン街に向かうと、
手前にどこかで見たような外国人の団体が・・・。
ああ、ラトビア国立交響楽団のバイオリンの人だ、と思いましたが、
こちらは西本さんほどの知名度ではないようです。
ウォニー・ソンは演奏後にCD販売のところでサイン会をしてました。
因みに男性ファンらしき方々が、
出待ち行列のはるか遠くの方に数名いらしたのですが、
男性ファンは女性ファンよりシャイなようです。
オペラシティは最高の音響空間。
最高の場で最高の演奏、贅沢な一時です。
着物姿の年配の御婦人方も、
西本智実さんに花束贈呈されたラトビア大使館の方々も、
きっとご満足のことでしょう。
2010年3月30日火曜日
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