ルバーブをジャムにすべく煮込み始めたところで、焦げ付かないよう30分煮込まなければならないのだからと、これだけ時間があれば並行してできるだろうと思い、去年申請書を出したというのに未だ商品が来ぬエコポイントについて、怒りに燃えながらエコポイント事務局に問い合わせの電話をした。
丁寧な口調で応対してくれる男性に、これこれこういうわけでまだ商品が届かないんですけど、と問い合わせると、本人確認を終えて、交換商品の申請がされてない旨伝えられた。そしてそれは届いているはずのハガキかインターネットでできるという。
そうですかと、交換商品は申請時に記入したはずだぞと怒り覚めやらぬまま、ハガキを探してみた。すると、確かにそこには「家電エコポイント交換申請書」なる部分がついていて、返送できるようになっている。なんだ、これを出してないから待てど暮らせど商品が届かなかったのかと、ハガキは50円切手をはらなければならないので、すぐに申請できるというインターネットで手続きを試みた。そして必要な手続きが完了してポイント交換受付のお知らせがメールにて届き、大分怒りがおさまったのだった。数カ月後、きちんと商品が届いてくれるか若干の不安を抱えつつも楽しみである。
ルバーブを煮込む30分でそんなことをしていたので、最後にレモンを加えたと同時にレモンの香りに凌駕されたルバーブの香りをすっかり楽しみ損ねてしまい、エコポイントの怒りが収束したかと思ったら、今度はルバーブの香りを楽しみ損ねた悔しさが頭をもたげてくるのだった。
その後出来上がっったジャムを冷蔵庫にて保存しヨーグルトに入れて食べたときには、不思議なくらいにコチコチにかたまっていたけれども、味わいはルバーブそのもので、ようやくルバーブらしさを実感した喜びを得ることができた。
こんなことならもっと早くにエコポイントのことを問い合せておけば良かったとやや後悔してしまったのが、平和な日常に思えた。