<三大社めぐり>
初日に行った息栖神社は、
他の二社に比べて規模が小さく、
私たち以外の参拝客は一組だけでした。
が、嬉しいことに、
鳥居のあたりで白黒の牛猫ちゃんが出迎えてくれたのです。
この旅で一番の喜び。猫は人なつっこくて、中の方までついてきました。
鹿島神宮、香取神宮が犬厳禁の立て札があり、
動物一切不可なので(鹿島には鹿がいますが)、
このように猫と遭遇することはないと思うと、
私は息栖神社が一番のお気に入りになってしまいました。
翌日訪れた香取神宮はけっこうな規模で、
見まわるのに30分くらいはかかります。
人も多く、特に七五三の方たちが目立ちました。
天皇成婚50周年記念のイベントの後らしき会場もまだそのままあり、
天皇とのゆかりの深さが伺えます。
鹿島神宮は広かったですよ~。
そこはすでに森の中というほどに、
太い木々が参道をかためます。
そして体感温度が若干下がります。
いずれの神宮にもあるご神木は樹齢千年あまりで、
太くたくましくそびえる様には、
その歴史に畏怖の念を覚えます。
鹿島は海沿いの街で潮の香りの街ですが、
神宮に入ると緑の息吹に包まれて別世界。
それが聖域というものなのかもしれません。
<一日目>
三大社巡りの前は雨にもかかわらず、
海外沿いをドライブいたしました。
この辺にはめずらしく、岩の海岸があって、
下りていくと、ものすごい臭気がたちこめて・・・。
魚料理屋さんの臭いにしてはきつすぎる。
もしや大量に食堂でもあるのかと思ったら、
1パイの巨大イカが岩に打ち上げられていたのでした。
巨大タコかと思ったらイカでした。
とにかく巨大。お店で売ってるイカの5倍くらいあるんです。
こんな巨大イカがこの辺にいるのは不思議だし、
地元の人も驚いていました。
海には不思議がいっぱいです。
三大社巡りの後に行った海は晴天で、
とてもきれいに遠くまで見えました。
船が何隻かあって、地球の丸さを感じさせる地平線。
美しい光景した。
<三日目>
水戸偕楽園です。
ご覧の通り、梅林で有名な偕楽園の梅林ですが、
この季節に行ってもこの殺風景さ。
花も葉もなく、人っ子ひとりおらずです。
うーん、来る季節を間違えたかと思いながら歩いてると、
こんな紅葉が見えてきました。
梅林を抜けると違う種類の木々たちが賑わいをみせています。
梅林のある偕楽園から撮ったもうひとつの偕楽園です。
向こう側にあるのは、新しく設けられた偕楽園だそうです。
今度はそちらまで足をのばしましょう。
鹿島からは鹿島臨海鉄道を利用して水戸まで行ったのですが、
何もなくてつまらない路線だと聞かされていたにもかかわらず、
ああ、本当につまらないと思ってしまい、
旅の疲れと感受性の減退との、
ダブルの疲労におそわれた旅でした。