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2010年7月5日月曜日

大雨洪水警報

近くの川の土手で読書していると、いつもの同じ時間よりも暗く、人が少ないためにちょっとした違和感を感じましたが、その違和感に誘われて空を見てみると、びっくりするほど灰色になった雲が重なりあって流れています。この灰色はどこから来たのか、どうしてこの灰色雲はこれほどの恐怖を私に与えるのかとしばし見続けていました。その間も、雲はサーっと流れていきます。はっとして、川の流れに目をやると、川の方はいつもどおりの深さと透明度を見せてくれています。

ちょっと安心してもう少し読書を続けようと本を読んでいると、冷たい小雨が顔に当たってきます。そういえばいつの間にか、外気も随分冷たくなってます。着ているジャージのまくり上げていた袖を下ろすほどに冷たい外気は、この時期のものとは思えない冷たさです。

そして見上げる灰色の雲から、はっきりとした小雨が落ちてきました。この雨の意味するところは・・・。

そのうちに、最近川沿いに設置された大雨洪水警報の電光掲示板に危険ですとの文字が流れ、どこに設置されてるのかわからないマイクからは、「おおあめ、こうずいのきけんがありますのですぐにかわからはなれてください」との大音量アナウンスが始まりました。
唯一いた小学生数人はそのアナウンスに従ってすぐに去って行きました。アナウンス効果はあるようです。そして私も灰色雲の恐怖におののきながら、大人しく川を離れました。