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2010年9月15日水曜日

ツェッペリン飛行船 愛と冒険の記録

ツェッペリン飛行船に女性でただ一人乗船したグレース・ドラモンド・ヘイというジャーナリストのドキュメンタリーの後編を見ました。放送はNHKですが制作したのはPeter Van Huystee Film (オランダ 2009年)です。前編を見逃して残念。

NHKの番組紹介ではこうあります。

「第二次世界大戦の合間、つかの間の平和を世界が享受していた1929年。飛行船グラーフ・ツェッペリンが世界一周の冒険旅行を行った。船長はドイツ人、アメリカ人記者の他に日本人新聞記者も乗り込んでいた。乗客の中でただ一人の女性がグレース・ドラモンド・ヘイ。34歳の女性記者だ。新聞王ハーストの命を受け乗り込み、世界一周のあいだ欠かさず記事を書き続けた。


この旅は駆け出し記者だったグレースにとって大きなチャンスだった。実際、旅行記が人気を呼び一躍有名に。旅を経て大きく成長し、その後も記者として世界を駆けめぐることになる。しかし、グレースにとって一度は別れた恋人で、記者の先輩カール・フォン・ウィガンと飛行船で再会したことも大きな転機となった。

このドキュメンタリーは膨大な資料映像と様々な同乗記、そしてグレースが残した数百通の恋文を元に世界一周の旅を再構成。正確な記載が残っていない部分などについては、ディレクターの想像力もはたらかせながら作られたセミ・ノンフィクション・ドキュメンタリー。グレースの一人語りで物語は進んでいく。」

日本語版では宮沢りえがグレースの語りをやってましたが、もの悲しげなあの感じ。グレースのこのチャンスをつかんだ恍惚と不安が伝わってきました。