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2010年9月28日火曜日

はげ山の一夜

ホラー音楽の元祖とも言われるムソルグスキー作曲『はげ山の一夜』について。

ムソグルスキーはロシア五人組の作曲家の一人で1881年に42歳で亡くなりました。『はげ山の一夜』にはムソルグスキーの考え出したいろいろなアイディアが盛り込まれているのですが、そのうちの一つが狭い旋律でできているとされるロシア民謡の要素を取り入れること。この旋律のあり方を入れることにより、ムソルグスキーは人の恐怖心をあおることにチャレンジしました。ディズニー映画ファンタジアではこのムソルグスキーのホラー的世界が再現されていると言われてます。そういえば、高校の音楽の授業でファンタジアを見させられました。

ムソルグスキーが42歳で亡くなったとき、はげ山の一夜は現在演奏されているのとは違うかたちで残っていたのですが、このまま世に出してもちょっと受け入れられにくいのではないかと考えたのが友人で同じくロシア五人組の一人コルサコフです。コルサコフはムソルグスキーのこの曲にかけた思いを何とか浮かばせてやりたいと思い、『はげ山の一夜』の編曲に2年の歳月を費やしました。そして今の『はげ山の一夜』完成です。編曲したことをムソルグスキーが喜んでいるのか怒っているのかは、二人の理解の関係性をよく知らない私にはなんとも言えませんが、オリジナル版も聴いてみたいです。

名曲探偵アマデウスより

(注:クリックすると音が出ます。)
はげ山の一夜
ディズニー『ファンタジア』に出てくる『はげ山の一夜』

ある雨の日の東郷青児美術館からの眺め