尾道商店街の靴屋さんから出てきた猫です。
タッタッタっと小走りです。
柵の向こうで毛づくろいを始めました。
そして休んでます。
シックな黒猫発見。
「なんやねん。」
近づいても「なんやねん」と表情を変えません。
そしてそのまま立ち去る黒猫ちゃん。
でも呼ぶと、再び「なんやねん」と振り返り、
「こっちは用あらへんわ」とクールに去って行くのでした。
石畳で毛づくろいに余念が無い猫発見。
そばに行っても一向に気にしないようです。
「関係ないわ。」
なかなかさまになる石畳とのコンビネーション。
「当たり前や。何年この商売やってる思てんねん、アホ。」
今度は駐車場で猫発見。
「わての柄はバイクと合うで。どや。」
「撫でなはれ。」
「ゴロンゴロンや。」
「もっとゴロンゴロンや。これやると血行よくなんねん。」
お次は石段で猫発見。
「知らんわ。プイ。」
「何しに来んねん、あんた。」
と言って去って行きました。
またまた石畳で美猫発見。
「なんや、あんた、見ない顔やけど、よそ者やな。」
「用ないわ。」
「どこまで来んねん、アホ。」
「あんた物好きやな。」
石畳の遥か遠くに猫発見。
慌ててこの画像だけ撮りました。
「わては動きが早いさかいに、簡単には撮らせへんで。どや。」
こちらは海岸沿いに下りたところで会った猫ちゃんです。
「物思いに耽ってるんや。ほうっといてや。」
「なんやねん、あんた。」
「微動だにせえへんで。」
すると、海の近くに他の猫ちゃんが。
「わても微動だにせえへんで。」
「どや。動かへんやろ。」
「何言うてるの。動いたのは顔だけや、アホ。」
尾道を舞台にしたNHKの朝ドラ『てっぱん』の館が商店街にあり、
なぜかそこに招き猫の如く猫がこうしていました。
「おいでやすう。」
誰も常駐していないようなのですが、
こうして猫がずっと居るようです。
おばちゃんが「またね」と言って頭を撫でて通って行ったのを見ると、
相当この地で馴染んでいるようです。
こうして館からは1㍍くらいしか出ないでお店を守っている
とても賢い猫ちゃんでした。
「仕事やさかいに。おおきに。」