高幡不動尊の八十八ヶ所巡りを何度かやってみたことがあるのだけれども、一度目はそれほど気付かずに過ぎてしまうそれぞれのお地蔵さんのつくりの違いが、少しずつではあるがはっきりと区別できるようになってきた。
最初は鼻が欠けているものが多いことには気づいたが、頭や頬、唇など、他にもいろいろ欠けているところがあるのだ。風雨や物理的衝撃にやられたものと思われるが、それでもこちらをじっと見つめてそこに佇む姿にじんわりと感動する。
あるお地蔵さんは頭頂部からおでこのあたりまでぱっかりと外れたのを付け直したようで、顔面手術を連想させたが、それでも静かに鎮座していることにやはり感動する。
五重塔の観世音菩薩の美しさも一見の価値ありだ。
だから仏像はやめられない。
(注:クリックすると音が出ます。)
バルトーク ピアノ協奏曲第三番
2007年アルゲリッチ音楽祭のときの演奏で、
桐朋学園の学生オーケストラとマルタ・アルゲリッチのピアノです。
アルゲリッチのお母さん、いや、おばあちゃんのような優しい目線の演奏でした。