ページ

2011年1月16日日曜日

曽根裕/パーフェクト・モーメント

オペラシティで始まった曽根裕の『パーフェクト・モーメント』に足を運び、講演会も聞いてみました。

展示室に入ると、大きなバナナツリーがいくつもあってはじめはジャングルのようなのが、その後大理石の彫刻が出てきてちょっと冷たい感じをもたらしクールです。この熱と冷の組み合わせは面白かったです。

講演会の方は、とてもハイテンションな曽根裕にキュレーターのフィリップ・ピロット氏と通訳の人がタジタジでしたが、曽根裕の作品への情熱が伝わってくる楽しい内容でした。因みに曽根裕は上から下まで女物の服でしたが見事に着こなしてました。

展示も講演会もとても面白く、来て良かったです。


その後収蔵品展で見た『ゆきつきはな』は、常ならぬものの雪、月、花のことだそうです。

桜の開花は稲作作業の目安とされるようになり、短期間で散るはかない美しさが人の命と重ねられるようになったことから日本人にとっていつからか桜が花の代名詞になったそうですが、この展示を見て、今年の春は桜に注目したくなりました。