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2010年8月5日木曜日

砕氷船おーろら

暑い毎日が続くのでちょっと涼しい画像をと思い、この冬網走の砕氷船おーろら乗船時に撮ったものをアップしようと思います。

網走の港付近にはなかった流氷ですが、
船が出てしばらくたつと、こうして見えてきます。
今回見られたのは薄い流氷でした。
波に揺られてずっと動き続けてます。
ロシアのアムール川の淡水が流れてくるために
この緯度でも海水が凍るらしいのですが、
ロシアの大地から流れてきた水がここにあるのかと思うと、
遠くのものをこうして近くで見られることに、
なにかロシアへの親しみを感じます。
同じ北国ではないか~と。

おーろら船内では、こうしてオオワシが見えるとアナウンスがあります。
そして、寒さをものともしないお客さんたちはデッキへ出て行きます。
私も出て行きました。が、半端でない寒さです。
ところが、そんな寒さが気にならないくらいの感動があります。
船に薄い流氷がぶつかる力強さ、
薄い流氷で骨休めしているオオワシが、急に飛び立つ美しさ、
頬をさす冷たい空気がとても澄んでいて、
潮の香りすら凍っている感じがします。

ただ、どんなに感動しても低体温はどうにもならず、
キンキンに身体が冷え切ったところで脳の活動も低下してきたため、
肉眼で見る流氷に惜しみないさよならを告げ、客室内に戻りました。
寒かったけれどもいいものを見れた、と満足満足です。

日によっては流氷を見られないこともあるようなので、
薄い流氷だろうがなんだろうが、
アムール川の水が凍ってるのを
確認できたことがただただ嬉しかったです。
今度はもっと厚着して見に行くぞ~。



(注:クリックすると音が出ます。)
マルタ・アルゲリッチ バッハPartita No. 2 - Verbier Festival 2008