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2011年2月9日水曜日

神楽坂~高田馬場散策

JR飯田橋駅を西口方面に降り橋を渡ると神楽坂が始まる。名前の由来はいろいろ説があるようだが、いずれも神楽に因んでいるという。その坂を数分上ると毘沙門天が見えてくる。ここの毘沙門天は狛犬ではなく虎が両脇を固めているのだが、これは新宿では唯一らしい。

毘沙門天
両脇の虎に注目


ここで参拝を済ませてさらに神楽坂を上り、左右に並ぶ飲食店の眺めを楽しむのだが、神楽坂はとにかくピザ屋さんが多い。昔神楽坂に住む友人宅を訪れると、神楽坂に来たらピザを食べないとと言われピザ屋さんに連れて行かれたが、その時から10年以上経って訪れてもやはりピザ屋さんが多い。ランチセットだとどこも1000円くらいのレストランが並び、何があるのか着物を来ている女性が食事をしているのをよく見かける。

神楽坂が終わると下り坂になり、早稲田通りを高田馬場まで歩く。神楽坂の賑わいが終わって中層階のオフィスビルが並ぶ静かな空間に、車はおろか自転車で通るのも大変だろうという細い道があるのをふと見つける。そこを入っていくと道沿いには家々の玄関が顔をのぞかせている。そしてさらに奥に行くとようやく車の走る道路が現れ、一軒家が広がる普通の住宅地になる。この辺りには馬場下町という地名があるが、夏目漱石誕生の地だそうだ。
夏目漱石誕生の地の碑

再び早稲田通りへ戻って歩き始めると、早稲田小中高大に学習院女子などの学校が次から次へと出てきてオフィス街とは違う学校通りの様相を呈する。

馬場下町交差点のところで早稲田通りから一本北側の道へ出ると戸山公園があり、今の季節はスイセンが咲いている。ちょっとしか見て歩かなかったがなかなか広々した公園だ。

戸山公園のスイセン畑

もう一度早稲田通りへ戻って高田馬場駅へ向かう。途中には、再び繁華街の賑わいが戻ってくる。この辺りに来ると人通りが多く、神楽坂を歩いた時のようなゴミゴミ感が出てきて都会だなあと思えてくる。

エクセルシオールが見えスタバが見えマックが見えて駅が出てくると、ようやく着いたとホットする5キロほどの散策だった。