ページ

2010年5月2日日曜日

フォローミー(映画)

1972年アメリカ映画
監督キャロル・ リード、出演ミア・ファロー、トポル、マイケル・ジェイストン、

ちょっとサスペンスな、ほのぼの恋愛結婚映画です。

(ネタバレ含みます。)
会計士のチャールズ(マイケル・ジェイストン)は元ウェイトレスの若くてかわいい妻のベリンダ(ミア・ファロー)が浮気しているのではないかと、私立探偵に尾行させます。イライラ、イライラです。

探偵は10日後に、若い男がいると報告します。チャールズは怒り爆発です。

ベリンダに問い詰めます。すると、ちょっと離れたところをずっとついてくる男がいて、いつしか心が通じ合うようになったと話すのです。会話はしないのだけれど、10日間、ずっと自分の後をついてきて、映画や散歩をちょっと離れてるところで一緒に楽しむ人。そして時に自分をリードして楽しませてくれる人。

上流社会の社交や仕事ばかりのチャールズに飽き飽きしていたベリンダは、結婚前の楽しかった心を取り戻したのです。
ついでに、探偵もベリンダに恋してしまったのです。そりゃあ楽しませるでしょう。

ベリンダの話を聞いていて、それは自分が雇った私立探偵ではないかと気づいたチャールズ。探偵のところへ行って、問い詰めます。

探偵は最終的には、ベリンダとチャールズが上手く行くよう、自分がベリンダにしたことをやれとチャールズに言い聞かせます。そうすれば、そしてそれだけが、ベリンダと離婚しないですむ方法だと。

ばかばかしいと最初は相手にしないチャールズ。そしてそこがベリンダに嫌われていたチャールズ。最後はベリンダを追いかけて行くのでした。

この映画のミア・ファローはとてもキュートです。マイケル・ジェイストンは偏屈な会計士役を上手く演じてたと思います。トポルのどこかすっとぼけた探偵役も良かったです。
人間関係の原点をじんわり教えてくれる映画でした。
ノッタリクッタリした音楽も効果的です。