1625年創建の諏訪神社。
長崎市民には「おすわさん」で親しまれているそうで、
秋の祭り「くんち」は日本三大祭りの一つと言われる盛り上りです。
繁華街の交差点のところから諏訪神社は始まります。
行ってみて初めて知ったのですが、
ものすごい量の階段を上ります。
(長崎ではどこへ行くにも、ものすごい量の坂と階段を上るのですが。)
このようになってます。
こう見ると緑が多いのですが、歩くところまでは木陰が届かず、
ひたすら直射日光にさらされます。
自慢のぶっといしめ縄です。
さすがです。
諏訪神社の神馬です。
美しい姿です。
こんなところもあります。
お手入れ中でした。
三泊四日の長崎滞在中、浦上天主堂や大浦天主堂、グラバー園、
唐寺の興福寺など、異国情緒漂う名所にいろいろ行かせてもらいましたが、
自分の家にいるような感覚で一番落ち着いてずっと居たくなるのは、
結局、日本の諏訪神社でした。
最後に訪れた諏訪神社でそんなノスタルジーに陥った私は、
大抵の旅では早く帰りたいとホームシックが始まるのに、
今回はあそこも行きたかった、ここもまだ行ってないと、心残りがありました。
異国情緒漂う中、それでもここは日本であり、
どこよりも日本らしいことを印象づけられるのですが、
それは長崎人の凛とした暮らし方、
生き方がそう感じさせるのだと思います。
現代の都市において歴史というのは、
ポイントポイントで保存されるのが限界であることが多いのに、
長崎は、都市全体が鎖国、開港、造船、原爆と、
今も歴史の中を継続して生きていることを十分実感させてくれる
数少ない都市だと思います。
ここにいると、呼吸が整い、脳が刺激され、
自分も花を植えようと思えてくるのでした。
長崎空港に着くと、空港内ではグラバー園同様、
蝶々夫人の「ある晴れた日に」が流れていました。
私の大好きな曲です。
この曲を聴きに、また来ます。