浦上天主堂の次に訪れたのが、原爆資料館。
天主堂から歩いて10分くらいのところです。
今も、千羽鶴が各地から送られてます。
原爆資料館へ着くと、
地下の入り口まで螺旋上のスロープを降りていくのですが、
そのスロープが違う世界へと導いて行きます。
そしてすでに気分が暗くなったところで展示室へ。
言うまでもなく、被爆の被害の無惨さが至る所にあります。
これを見て、核がどうこうなどと議論する必要はありません。
ただ単に、不要なだけです。
必要なのは、政治的かけひきのためだけであり、
実際にこれを使う理由は皆無です。
平和公園内の、平和の母子像です。
残酷な現実に突如放り込まれた
母子たちの苦しみがそのまま描かれていて、
被爆者の写真同様見るだけで辛くなります。
原爆投下中心地となったところには、黒い石塔がたてられています。
現実にあったこととは思えないのですが、
それが現実にあったことであることを明示するように、
浦上天主堂の移築された遺壁がすぐ隣に建ってます。
そしてこの公園にも各地から届けられた千羽鶴が置かれてます。
他にも、平和を願う記念碑があります。
ずっしりと悲劇を背負って、相当に悲しい気分で園内を歩いていると、
なにやら、おもむろにそこに立ち尽くす女性が一人。
何かと思ったら、歌い出すのです。
しかも、相当うまいのです。
コーラスの練習なのか、片手には楽譜、
もう一方の手ではリズムをとりながら、ずっと歌っておられます。
園内、響く響くです。
すっかり気落ちした私は、そんな歌声に、
はっと日常へと引き戻されるのでした。
そうそう、それでも今は歌えるくらい平和なの~と。
そして、ついに長崎で最初となる猫と出会いました~。
気分急上昇です。(猫画像は後日大量にアップします)。
現在はこうして平和な日常を取り戻した平和公園でした。