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2010年5月14日金曜日

長崎・グラバー園

大浦天主堂からそのまま裏へ進むと、グラバー園に行けます。
グラバー園は旧居留地の異人さんらしい洋館群です。
動く歩道が坂を上がってくれるので、楽に行けます。
そこはもう花花花、至る所花だらけです。

旧三菱第二ドックハウスの一室です。

一番上に位置する旧三菱第二ドックハウスからの眺めです。
二階ベランダからは、三菱造船所、長崎駅、長崎港とすべて見渡せます。
腹黒商人たちも、何かとここに来ては、
街を眺めて心の中でそろばんを弾いていたことと思われます。


こちらは旧ウォーカー住宅です。



徐々に下りていくと、ジャコモ・プッチーニと三浦環の像が現れます。
そうです、蝶々夫人です。
長崎を舞台にした涙のオペラの作曲家と、演者をたたえる像です。
そして蝶々夫人の「ある晴れた日に」がずっと流れてます。
北海道だったらきっと、札幌オリンピックのテーマソングです。


そこからもう少し行くと、ひときわ立派は旧オルト住宅があります。
花壇のきれいなこと。


長崎に残る石造りの洋風住宅のなかで最も古いそうです。

長崎の洋館も、昔は800ほどあったそうですが、今では70ほどとか。
なかには重要文化財に指定されているものもあり、トキのように守られています。


旧グラバー住宅も重文に指定され、大事に保存されてますが、
日本最古の木造西洋風建築が売りのようです。
要するに、よくわからない建築様式に取り組んだことが珍しがられて
大事にされているとのことです。
私も日本最古の木造私風建築にチャレンジしてみようと思います(ウソ)。
ただ、旧岩崎邸など一平方メートルあたり数十万円かけて
復旧しているのと比べると、
そのまま老朽化を待っている感を否めません。
お庭の方は、どの邸宅も西洋らしい花が咲いていて、
ガーデンに来た満足感は十二分に得られます。

修学旅行生の多い、花沢山の明るいグラバー園でした。