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2011年7月4日月曜日

赤いヘビ

東京東部がホットスポットであることを知らされ、私の住む西部はどうなのかと心配しながら、これではわざわざ東部に行くこともなくなるだろう、そして外から都内に遊びに来る観光客が激減するのもよくわかると土日の電車が以前より空いていることを、自分は移動が楽になったからまあいいかと何とか精神的に折り合いをつけ、外食産業で使われている野菜の産地はどこなのだろうと内部被爆を気にし、外食の際は自然と野菜を残すようになったことを憂いながら、東海道新幹線「こだま」でヘビ見つかるとのニュースを見ていた。

ヘビの訪れは何を意味するのか、その辺のことはヘビを捕獲した米原署の警官らが調べているらしいが、このヘビ、見てみると、赤地に黒の縞模様という少々派手な柄で、外食時の野菜の産地を気にする私には目の覚める容姿だった。

赤いヘビは自ら新幹線の車内に入り込んだのか誰かの手により残されたのかわからないが、その後見ず知らずの警官の手にゆだねられ怖くはないのだろうか。

いやいや、もしかすると、思いもよらずヘビを見つけた新幹線の車掌が一番怖い思いをしたのかもしれない。

ヘビの姿のような目に見える怖さと、放射性物質の目に見えない怖さの狭間で、悶々とする気温の高さが思考力を鈍らせる。

今年の夏は手ごわいな。