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2011年7月5日火曜日

かかりつけの内科

子供が大人用の自転車に乗るような無理が強いられ始めたのはいつからだろう。しかも、子供は自転車の大きさに見合う成長が期待されるのに、私ときたら老化の一方なのだ。

これでは夫婦喧嘩が増えるのも頷ける。

我が家の猫は人間でいえば70歳ほどだが、仏のようにいつも穏やかだ。ここが私の目指す境地だが、これでは程遠い。

かかりつけの内科に4か月ぶりに行くと、医師は白髪が増え、たいそう頬がこけやつれていた。それでも、こんちは、と元気よく振舞ってはいたが、あの白髪とやせ方とは似つかわしいものではなかった。

世間で生きていれば最後には通過することになる医師の元が、医師にとっては労働の現場であることが人間社会らしいありさまである。