吹上温泉・野天風呂より5分ほどのところにある白銀荘。はじめに野天風呂に入ってからその5分ほどの道のりを日が暮れてから歩いて行ったのですが、寒さで顔面が凍りつき、だんだんと筋肉もかたくなってきてうまく話せなくなるほどの寒さでした。この5分を甘くみたために、雪山の恐ろしさを思い知りました。
野天風呂から白銀荘までの道
白銀荘のなかに入ると暖房が効いているためにポカポカで、部屋の中は東京に居るより温かいという北海道らしさを感じ安堵感をかみしめながら、巨大な露天風呂があるというお風呂へと向かいました。
寒さでカメラの調子がおかしくなり、こうしてぼやけた画像になりました。
白銀荘の休憩所です。
白銀荘の露天風呂は深さ1メートルという強者で、男女混浴でもあり、水着着用を定められています。リハビリなどに使うことが目的らしく、私が行ったときはご夫婦らしき中年の男女が水泳キャップにゴーグルをつけて見事なクロールで何度も湯船の中を往復してました。お湯は外の寒さのためだと思うのですが、相当ぬるくなっており、運動するにはちょうどいいくらいかと思います。私もバタ足や水中歩行をやってましたが、これくらい動いてないと、どんどん冷えてきて冬の寒さのなかでは辛いものがあります。大露天の先には滑り台があり、そこからザバーンと滑り降りるのもとても楽しかったです。もう一つある露天風呂は身体を暖めるのにはよいくらいの湯温で、星空を見ながら寝転んで入るのに最適でした。
一通り露天を楽しんだところで、水着を脱いで内風呂へと戻りました。内風呂にはそれぞれに温度の違うお風呂が三つあったと思います。私は43度のお湯で温まり、白銀荘を終えました。
近くにある野天風呂の吹上温泉と白銀荘とでは、泉質が違うとの話を聞いたり、いや同じだとの話を聞いたりと、真相は闇のままなのですが、この肌のかさつき感、舐めたときの酸っぱさ、目に入ったときのしみ具合と、酸性であることだけは間違いない吹上温泉でした。今度は私もゴーグル持参で泳いでみようと思います。
ほぼ一人占めだった白銀荘のお湯に大満足でした。