ページ

2011年1月21日金曜日

熊野古道・大日越

熊野に着いた初日にチャレンジした大日越。南紀白浜空港を出たバスが熊野本宮大社に着いたのは昼の12時過ぎだった。

旧熊野本宮跡を過ぎてガソリンスタンドのところで右折すると熊野古道の看板があり、矢印に従って歩くと急な石段が見えてくる。石段を登り終えると今度は木の根っこなどが絡み合って段をつくるところを歩く。前後左右にはまっすぐのびる杉の木が林立しているこの道を十数分も歩いただろうか、石窟のようなものが現れる。登って入ってみると、ちょうど雨宿りになる。おもしろいところだ。
大鳥居

本宮の街は、このように薬局も自販機も壁が木目で
雰囲気作りに気をつかっているようだ。

旧熊野本宮跡

大日越始まりの石段

こうした山道が続く

けっこう急で大変

真ん中あたりに鳥が

こんなふうに

大きな石がこんなところに。
雨やどりできる

そこからさらに歩くと、標高369メートルのところに大日山のお堂があり、大日如来が安置されている。大宇宙そのものをあらわす大日如来だが、ここまでの熊野古道はすでに宇宙だった。
大日如来が安置されている


緑がいい感じ

先日降った雪がこうして残っている

熊野古道はまだまだ続く

前の日から雪が降っていたというが、こうして少しだけ雪が残っているところがある。そして山頂近くに来て平坦な道が続いたところに、鼻欠け地蔵がある。大工の棟梁と弟子にまつわるお地蔵さんの話で鼻欠け地蔵伝説だとか。
こんなところもあった

鼻欠地蔵

ここがヤッホーポイント

その後なぜかヤッホーポイントなるものがある。ヤッホーと遠慮気味に叫んでみたが、特になにも聞こえなかったと思う。この辺からはもう下り坂なのだけれども、この下りがまた急で大変だ。上りより滑りやすいので注意が必要だ。下りの最後の方では木にキノコが生えている姿を発見してちょっと嬉しい。最後は湯峰王子を参拝してフィニッシュだ。因みにここの手水は凍っていた。なかなか大変な一時間四〇分だったが、本当に宇宙に来たような静けさで心が洗われる時間だった。
下りが始まる

こんなふうに木が倒れている


枯れている葉と緑の葉が混在

さらに下る

杉林

キノコが生えていた

ここを下りるのは大変だった

ようやく湯峰温泉の街が見えてきたあたり

湯峰王子社

水が凍っている

寒いはずの熊野古道だが湯峰温泉に着いた頃にはすっかり汗だくだった。続く、、、