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2011年2月7日月曜日

2月の公園

公園の中の土の道を歩くと、なぜこんなところに石のデコボコがあるのか不思議になる。どうしてここに転がっているのか、土で滑らないように敢えて土の中に埋め込まれたものなのかわからないが、敢えてそうしたにしては分布がまばらだ。

秋に落ちた枯葉はより乾燥を増し、拾い上げて観察してみると、葉の中央を通る筋を中心に上下左右のカーブが秋の頃より大きくなっている。この冬はもう何週間も雨が降らないのでそろそろ雨を欲しているようにも見える反り返りだ。ミイラのようなその葉が、実は一面に無数に広がっているのが不気味ではあるが、そのふかふかな懐ではカエルやカタツムリが冬眠していることを思うと、私も一緒に横たわりたくなる。他に人が居なければきっとそうするだろう。

近くを流れる用水の水流は夏より弱い。お寺の水の流れのように大人しい用水は、冬の水の冷たさを人々が遠ざけようとの意思の現れのようで季節感がある。

晴れ続きというのにここ数日は富士山が望めないのが残念だが、明日は見えることを期待して目覚めたい。