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2011年6月4日土曜日

カルミア

何日も前から歩道の生垣などに咲いている薄いピンク色の花が気になっていた。それはお椀のように上向きに咲いて、ようやく調べてカルミアという名の花であることがわかった。

そばにはもっとピンク色の濃いサツキが咲いて、影が薄くなりがちだけれども、小粒の花は可愛らしく、斑点があって興味をそそる。

興味といえば、本当は興味など持ちたくないのだが、先日婦人科に卵巣嚢腫の経過観察に行くと順調に大きくなっていた。そして「手術」という言葉が迫ってくるのだが、我が家の猫に不妊手術を受けさせておいて、自分の手術にドギマギするのが身勝手でバカバカしく思えた。

そんな私のバカバカしさなど知る由もない担当のY医師は(もう気づいているかも知れないが)、前の生理はいつでしたか?と質問してきて、うんと~◯◯日前です、と答えると、笑いながら、細かいな~と私の神経質ぶりを茶化すのだった。そんな「細かい」私に治療を拒否しないようとても気を遣ってくれるので、それでも私は彼女には今のところ感謝している。

感謝の幸である北海道の母から届いたウドの束は、幹の部分だけ皮を剥き、さっと熱湯に入れて処理を終えたところである。山菜はおいしいのだけれども手間がかかり、普段このような作業をしない私は肩が凝って腰が痛くなった。

最近悪玉コレステロール値のことでストレスを抱えている夫もこの作業を手伝って、腰が痛いとうめいていつもの昼寝に入った。理由はいつも変えてはいるが、一定の時間になると昼寝に入るのは同じである。

そんな夫は会社の産業医の指示通りに、悪玉コレステロールを増やす洋菓子を絶ったかと思うと、ちゃっかり和菓子を買い揃える食いしん坊ぶりなのだった。

ウドの大木にならないよう気をつけてもらはないと共倒れなので、私はそれについては見て見ぬふりをしている。