ドラマ「風のガーデン」の撮影で使われたところとしても有名です。
このファームに車で行こうと思うと、
特に標識があるわけではないのでけっこう迷います。
唯一の目印は小さく小高い丘でしょうか。
射的山と呼ばれるところです。
射的山の頂上への道です。
結構急な勾配なので、登るのを躊躇しましたが、登ってみました。
すると、こんな景色が広がってます。
虫が多いのは確かですが、
それだけ自然に優しい射的山でした。
というわけで、それほど目立たない上野ファームですが、
ガーデン街道なるものができたことも相まって、
園内は道内、道外、国外からの観光客でいっぱいです。
でも、これだけの人がいると、大抵わいわいガヤガヤにぎやかなのですが、
ここ上野ファームは人が多くても静かです。
団体さんたちも静かです。
なにか穏やかに、おとなしくさせてくれる和み空間のようです。
みんな花の色に目が行き、香りに気が行き、
普段のストレスから思考が解放されます。
そんな風にガーデンをデザインをしている上野さんのセンスを感じます。
上野ファームに入ると、まず、お土産屋さんが目を楽しませてくれます。
いろいろなグッズがあって、お土産にも自分用にもいいと思います。
そしてガーデンへ行くと、もっともっと楽しさが広がります。
上野さん宅のほうから猫の鳴き声が聞こえてくるのですが、
見回しても見つからないので、あとで追跡しないとと思いながらガーデンへ。
サークルボーダーと呼ばれるあたりです。
知ってる花、知らない花、数々の花が咲いているのは期待通りなのですが、
期待を上まわるのが、
花の奥に砂浴びをしてるような白い鶏が、人知れずいることです。
でも向こうにあるカフェからは丸見えのようで、
こっちからは鶏よく見えるよ~とお子チャンの声が。
そして、さらに歩いていると黒い鶏が。
この鶏は完全に目立ってました。「どやっ」といった雰囲気で歩いてます。
他にもいろいろな見所があります。
こんなところや、
こんなところ、
こんなところ、
こんなところ、
こういう小屋があったり、
こういう花壇もあります。
そしてそれらの花壇を過ぎて白樺の小道の方に行くと、
チューリーップを撮ろうとした瞬間に、戦慄が走りました。
なんと、チューリップの向こうに、アヒルが三羽いるではないですか~。
二羽は微動だにしないので最初置物かと思ったのですが、
しばらく見てると動き始めました。
動物がこれだけ人を恐れず、マイペースに過ごしているのを見て、
とても嬉しくなりました。
ベンチも多く、休みながらでも、
時間のない人はさっと花々を楽しむだけでも、
その時の気分でいろいろ楽しみ方のある上野ファームです。
因みにこちらが白樺の小道です。
いい木陰をつくってくれてます。
白樺の小道から元来たほうへちょっと戻っていくと、
マザーズガーデンと呼ばれるところがあります。
上野ファームで最も古いガーデンエリアだそうです。
ピンクがきれいだったり、
こういうところがあったり、
こうしてカラフルだったり、
そしてこれらの花壇を通りすぎると、
射的山へとつながっていきます。
射的山への道にはルピナスがたくさん咲いてます。
その昔、屯田兵が射的の練習に使っていたという射的山。
結構急な山ですが、息も切れ切れで上りきったところからの眺めは絶景です。
木々が視界を遮りながらも、
大雪山連峰を含めて360度遠くの山々を見渡せます。
射的山を下りると、水音の聞こえる庭と呼ばれる所があります。
水音の聞こえる庭です。
大自然のなかの、とても和やかな上野ファームでした。