秩父別から留萌に向かう道中には菜の花畑がたくさんありました。
本来はひまわりが本場なのですが、この季節はまだ菜の花です。
赤い屋根や緑の山々のなかにある鮮やかな黄色はとても目立ち、
遠くから見ると、
花というより黄色のジュータンのようにきれいに揃ってます。
揃ってるというのがミソで、
遠目や上空から見るととてもきれいな田園風景が、
道路沿いの田畑を間近で見ると、草がけっこう伸び放題だったりします。
(都会のガーデンのような沿道と比べるとですが。)
この大雑把さもまた北海道らしさです。
(都市によってはそうではない所もあります。)
そんな内陸の田園地帯を抜けて留萌海岸の方までたどり着くと、
近くに黄金岬があります。
黄金岬はマグマが噴出してできた火成岩がゴロゴロしてます。
岩は波であらわれ海の岩らしい形を形成してます。
波打ち際の岩にはカラス貝が密集してます。
海草が透明の波にゆられ、
その向こうは緑のような青のような色の海が広がります。
母がとってきたカラス貝と海草です。
日本海のこの日の波は穏やかで、岩も暖かかったです。
留萌から増毛へ向かう途中の海岸沿いの家には、
風除けの木の柵があります。
この地で暮らす厳しさが伝わってきます。
増毛が近づくにつれ、
暑寒別岳も近づいて見える海岸ドライブでした。
そして、こんな人通りのないまっすぐな道も運転できない
ペーパードライバー暦15年の私でした。
老体に鞭打って、母がずっと運転してくれました。