BSハイビジョンでブロードウェイ・ミュージカルの『プッティング イット トゥギャザー』を観ました。
出演キャロル・バーネット、 ジョージ・ハーン、ジョン・バロウマン、 ルーシー・ヘンシャル、 ブロンソン・ピンショット
音楽はスティーブン・ソンドハイムによる作詞作曲の数々です。
中年夫婦と若いカップルがマンハッタンのペントハウスのカクテルパーティーにやってきて、今までの人生、これからの人生についての迷いや悩みを歌ってます。
さほど期待せず見始めたのですが、導入のところですっかり心を持っていかれました。あの小間使いのような男性歌手、面白いです。
キャロル・バーネットはブロードウェイ女優としてだけでなく、アメリカではコメディエンヌとしても人気があるそうでが、舞台でもその魅力をたっぷり出し切ってました。陰と陽の両方を演じられるのがすごいです。そしてあの歌とあの踊り。文句なしです。何より、歌いながら観客を笑わせることができるところに、彼女の実力を感じました。
他の出演者もとても上手くて、よくこの5人を揃えられたなあと驚きます。息がぴったりです。
音楽はどこかで聞いたことのある名曲が続きます。ディック・トレイシーでマドンナが歌っていた曲も出てきました。スティーブン・ソンドハイムの腕を見せられた感じです。
ストーリー自体は、よくある愛とは・・・、結婚とは・・・、どうしたら昔のように・・・とありきたりで、途中、愛を歌うところは若干辟易としましたが、全体としてとてもまとまりがよく、音楽も、それを歌う出演者も魅力的で、とても楽しめるミュージカルでした。
この5人の『プッティング イット トゥギャザー』は、お世辞抜きで見る価値あると思います。