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2010年11月28日日曜日

猫・尾道

尾道の古寺巡りをしていると、石畳で多くの猫と出会えます。

尾道商店街の靴屋さんから出てきた猫です。

タッタッタっと小走りです。

柵の向こうで毛づくろいを始めました。

そして休んでます。

シックな黒猫発見。
「なんやねん。」

近づいても「なんやねん」と表情を変えません。

そしてそのまま立ち去る黒猫ちゃん。

でも呼ぶと、再び「なんやねん」と振り返り、

「こっちは用あらへんわ」とクールに去って行くのでした。

石畳で毛づくろいに余念が無い猫発見。

そばに行っても一向に気にしないようです。
「関係ないわ。」

なかなかさまになる石畳とのコンビネーション。
「当たり前や。何年この商売やってる思てんねん、アホ。」

今度は駐車場で猫発見。

「わての柄はバイクと合うで。どや。」

「撫でなはれ。」

「ゴロンゴロンや。」

「もっとゴロンゴロンや。これやると血行よくなんねん。」

お次は石段で猫発見。

「知らんわ。プイ。」

「何しに来んねん、あんた。」
と言って去って行きました。

またまた石畳で美猫発見。

「なんや、あんた、見ない顔やけど、よそ者やな。」

「用ないわ。」

「どこまで来んねん、アホ。」

「あんた物好きやな。」

石畳の遥か遠くに猫発見。
慌ててこの画像だけ撮りました。
「わては動きが早いさかいに、簡単には撮らせへんで。どや。」

こちらは海岸沿いに下りたところで会った猫ちゃんです。
「物思いに耽ってるんや。ほうっといてや。」

「なんやねん、あんた。」


「微動だにせえへんで。」

すると、海の近くに他の猫ちゃんが。

「わても微動だにせえへんで。」

「どや。動かへんやろ。」

「何言うてるの。動いたのは顔だけや、アホ。」

尾道を舞台にしたNHKの朝ドラ『てっぱん』の館が商店街にあり、
なぜかそこに招き猫の如く猫がこうしていました。
「おいでやすう。」

誰も常駐していないようなのですが、
こうして猫がずっと居るようです。
おばちゃんが「またね」と言って頭を撫でて通って行ったのを見ると、
相当この地で馴染んでいるようです。

こうして館からは1㍍くらいしか出ないでお店を守っている
とても賢い猫ちゃんでした。
「仕事やさかいに。おおきに。」