別府の地獄たちは駅からバスで30分くらい北西に行った山側に密集している。と言っても、私がこの日行けたのは6つの地獄で、他の2つの地獄は数キロ離れたところにある。
私はかまど、鬼山、白池、山、鬼石坊主、海地獄の順にまわったのだが、いずれの地獄も観光客が楽しめるように趣向をこらしている。
私はかまど地獄で足湯につかり、鬼山地獄のワニに恐れおののき、白池地獄の熱帯魚のトロピカルさに憧れ、山地獄の動物たち、特に日本で唯一年中温泉につかっているというカバをうらやましく思い、鬼石地獄の沸騰する泥には恐怖におびえ、海地獄の庭園美を喜んだ。
地獄で飼育されている南国の動物たちは寒さに弱いために、温泉熱を利用して暖かい環境がつくられているという。我が家の東京の部屋も温めて欲しいものだ。
とてもコンパクトに位置しているので、この6つだけなら早足だけれども半日でまわることができた。
かまど地獄
すごい湯気
この地獄には飲泉所があったが、
100度近い熱湯はまったく飲めたものではなかった
鬼山地獄
こんな色のところも
鬼山地獄のワニ
本当に怖かった
白池地獄
山地獄のフラミンゴたち
気難しいサル
山地獄
花嫁衣裳のように羽を引きずる孔雀
露天につかるカバ
鬼石坊主地獄
庭園美のある海地獄
コバルトブルー
熱帯性のハス
海地獄からの池