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2010年8月7日土曜日

日原鍾乳洞

カンカンに太陽が照る中を、立川から青梅線に乗って奥多摩まで一時間ちょっと揺られ、奥多摩からバスで30分くらいさらに揺られて日原鍾乳洞へ行きました。

青梅線の終着駅である奥多摩駅です。

鍾乳洞までの道路はバス一台通るのがせいぜいの狭さで、至る所で車同士がこんにちはして立ち往生してました。
道路の下に川が流れてます。

バスからはずっと下に川が流れているのが見えるのですが、あらゆる種類の木々の葉が繁茂して視界を遮ります。視線を上に向けると、茶色っぽい岩肌が剥き出しのところがあったり、木が伐採されているところがあったりと、山の風景もいろいろです。そしてその上には水色の薄い空とカンカン照りの太陽です。
奥多摩の山の中です。

鍾乳洞にたどり着くと、入り口からとても冷たい冷気が流れてきて緊張感が走りました。年平均11度とは聞いてましたが、聞くのと体感するのは大違いです。

鍾乳洞に入ってすぐの細い道。

長袖のパーカーを着て狭い鍾乳洞の道をさらに進むと、徐々に階段が増えてきます。そして至る所に頭上注意の看板が。下はコンクリートでかためられてますが、上はそのままなので、気を抜くと頭を打ちます。鍾乳洞には数十万年以上の月日を経ていろいろなかたちをつくった鍾乳石があり、鳩胸や香炉岩、獅子岩などさまざまなものに見立てられてました。
こういうふうになってる壁があります。

このように階段を昇り降りして進みます。

冷たい水がポトリポトリと落ちてくる中を歩き続けましたが、15分くらい歩いてそのまま新洞の方に行くと、ものすごい急な階段が続いて息が切れます。お城の天守閣の階段のように急な階段が続くのです。鍾乳洞とはこんなに大変なものなのかと、もっと広い秋芳洞に行くのがためらわれました。
乱立する鍾乳石です。

緑や青や灰色、クリーム色と、いろいろな色が混じり合っているように見える鍾乳洞の壁は、何か心を落ち着ける色に思えました。そういえば、その昔の鎌倉時代以降は修験道になるなど、自然信仰の場でもあったそうです。確かに、洞内につけられたいろいろな呼び名は、三途の川だったり地獄谷だったり関守地蔵だったりと、宗教的な呼び名のまま今も残ってました。

夏は涼しく(寒いとも言える)冬暖かい日原鍾乳洞でした。
すぐそばには一石山神社があります。




こちらはルミネ立川に入っている『軽井沢フラットブレッズ』というお店のサンドです。
右が特製ローストビーフ、左が軽井沢クラブハウスという商品です。
食べても食べても具が出てくるおいしく欲張りなサンドです。

注:クリックすると音が出ます。
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