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2010年3月21日日曜日

東京 自然教育園

jr目黒駅から目黒通りを白金方向に歩くと10分程度の距離です。
都内では、まれにみる豊かな自然の残る風景です。
武蔵野のムードが色濃く残っていて、鳥の鳴き声が聞こえてきます。
湧水を水源とするひょうたん池には水鳥も訪れ、
湿地を含めた武蔵野の植生がそのまま残っています。
針葉樹、落葉樹、常緑樹などの数々の樹木が生い茂り、
季節ごとに咲く草花、魚や昆虫、ヘビやカエルなども生息しています。
自然に関する知識を仕入れるのに最適な場所ですよ。
中世の時代に「白金長者」と呼ばれる豪族が屋敷を構えたことから
歴史が始まります。
江戸時代には、高松城主松平讃岐守頼重の下屋敷となりました。
この頃に荒れていた苑地が整備され、大規模な廻遊式庭園が
築かれたとされています。
さらに、明治時代には陸海軍の火薬庫、
大正時代には白金御料地と歴史を重ね、
一般の人が入れなかった結果、
都内でも有数の貴重な自然が残されることになったそうです。
昭和24年(1949年)に全域が天然記念物・史跡として指定され、
一般公開されるようになりました。