ページ

2010年5月13日木曜日

長崎・原爆資料館、平和公園

浦上天主堂の次に訪れたのが、原爆資料館。
天主堂から歩いて10分くらいのところです。
今も、千羽鶴が各地から送られてます。

原爆資料館へ着くと、
地下の入り口まで螺旋上のスロープを降りていくのですが、
そのスロープが違う世界へと導いて行きます。
そしてすでに気分が暗くなったところで展示室へ。

言うまでもなく、被爆の被害の無惨さが至る所にあります。
これを見て、核がどうこうなどと議論する必要はありません。
ただ単に、不要なだけです。
必要なのは、政治的かけひきのためだけであり、
実際にこれを使う理由は皆無です。


平和公園内の、平和の母子像です。
残酷な現実に突如放り込まれた
母子たちの苦しみがそのまま描かれていて、
被爆者の写真同様見るだけで辛くなります。



原爆投下中心地となったところには、黒い石塔がたてられています。

現実にあったこととは思えないのですが、
それが現実にあったことであることを明示するように、
浦上天主堂の移築された遺壁がすぐ隣に建ってます。
そしてこの公園にも各地から届けられた千羽鶴が置かれてます。


他にも、平和を願う記念碑があります。

ずっしりと悲劇を背負って、相当に悲しい気分で園内を歩いていると、
なにやら、おもむろにそこに立ち尽くす女性が一人。
何かと思ったら、歌い出すのです。
しかも、相当うまいのです。
コーラスの練習なのか、片手には楽譜、
もう一方の手ではリズムをとりながら、ずっと歌っておられます。
園内、響く響くです。
すっかり気落ちした私は、そんな歌声に、
はっと日常へと引き戻されるのでした。
そうそう、それでも今は歌えるくらい平和なの~と。
そして、ついに長崎で最初となる猫と出会いました~。

気分急上昇です。(猫画像は後日大量にアップします)。
現在はこうして平和な日常を取り戻した平和公園でした。