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2010年7月2日金曜日

肱川あらし・樹氷・間欠泉

BShiの番組『水三態・奇跡の絶景』です。

画面で見ただけですが、本当に絶景で是非とも行ってみたくなります。

一つ目が愛媛県の「肱川あらし」。
年に何回もないという肱川あらしを見るために、おじさん、おじいさんたちがやたらと張り切ってました。肱川あらしとは、この辺りで見られる霧の流れのことなのですが、肱川を、上流の盆地から下流の瀬戸内海まで流れていく姿が龍のようとも言われてます。ちょっと幻想的で素敵な光景でした。

二つ目の「蔵王の樹氷」。
蔵王は山形県と宮城県の中間にたつ連峰ですが、世界でも日本の数カ所でしか見られないという樹氷・別名アイスモンスターが見られることで有名です。
樹氷をつくる水は温度がマイナス3度で(過冷却水というそうです)、この水は衝撃を与えると一瞬にして凍るためにえびのしっぽのようなかたちの樹氷をつくるとか。しかも、凍るときに3度温度が上昇するという不思議な性質がこの水にはあるそうです。
そんな樹氷も蔵王連峰だからできるというだけではない秘密が。お隣りには同程度の高さの朝日連峰があって、日本海から渡ってくる風がそこで一通り雪を降らせて、樹氷をつくるのに程良い加減の風をつくってくれるから蔵王で樹氷ができるという、確かに奇跡の絶景なのでした。

三つ目の「間欠泉」。
こちらはニュージーランドです。地下からのこの熱湯を、マオリの人々は昔から生活に利用してきました。
間欠泉の特徴は、極めて高温であることで、100度を超えるものもあります。最大のものはワイマング間欠泉で450㍍の高さまで吹き上げたそうですが、突然活動をやめてしまったそうです。それ以外でも、150近くあった間欠泉が、今では20近くまで減ったとか。原因は地熱発電で地下を掘りすぎたためと、温泉を汲み上げすぎたためと言われてます。番組では高さ20㍍ほどの間欠泉が見られましたが、100度の熱湯の噴水はすごいです。

どれもこれも時と共に変化していく自然の絶景シリーズでした。