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2010年7月16日金曜日

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな私の12か月

2004年アメリカ映画
監督 ビーバン・キドロン

(以下ネタバレ含みます。)
イマイチ女として冴えないテレビ記者ブリジットの、人権派弁護士マークとの結婚にいたるまでのドタバタ劇なのですが、面白いです。

お坊ちゃまのマークはブリジットにとっては高嶺の花。そんなマークとハイソなパーティーに行くと、ドジなことばかり言ってしまうブリジット。

付き合うまでは応援するのに、付き合い始めると、騙されてるだとか言って別れることをすすめるブリジットの友人たち。

パーティーでの失敗もありマークに嫌われたと思って自分からブリジットはマークを振ります。

その後テレビ記者の仕事でタイに行くと、その帰りには、友人が誰かにもらったヘビの置物か何かをその友人に変わって自分の荷物に入れて空港に行き、実は麻薬が入っていて拘置所送りになる不運続きのブリジット。

その拘置所ではマドンナの「ライク・ア・バージン」を間違った英語で歌う現地の女たちを見かねて、自分と同じく捕まったその女たちに、せっかくだからと正確に覚えてもらうため、必死に歌詞を教えるブリジット。常に熱いブリジットはこういう時も熱いのでした。

もうここから出られないと諦め半分になったところに、釈放手続きをしに事務的な面会にやってきたマーク。ブリジットは、マークのこの冷たい接し方に、もう愛されてないとダメ押しされてしまいます。

かつ、一緒に牢屋に入っている牢獄仲間の身の上話を聞くと、男に上手いこと言われて付き合ったら売春させられただとかと、自分がマークとわかれた理由がとてもちっぽけでブリジットは恥ずかしく、かけがえの無いものを失ったと後悔の念が。

無事釈放され本国イギリスに戻ると、マークはブリジットを釈放するために奔走したことを友人から聞いて、マークの家を再び訪問します。ここでもブリジットは反射だけで生きてます。

すると、美人のレベッカが家に。以前からいつもいるレベッカ。ブリジットは、この美人に勝てるはずがないと、二人の祝福を述べて帰ろうとするのですが、ここで驚きの真実が。

実は、レベッカとマークは付き合ってるのではなく、レベッカがブリジットを好きだったと。ブリジットにとって、ちょっと出来すぎた展開ですが、そっちの趣向になったらあなたを必ず選ぶと言ってマークの仕事場へ向かいます。

そして着替えてオシャレをして行くも、雨の日で車が後ろを通った途端にずぶ濡れになるブリジット。しかも二回。それでも大事なのは中身と気合をいれてマークの仕事場へ。

マークがいるはずの建物に入って所在を聞いて、ずんずんずぶ濡れのまま部屋へと進むのですが、とうとうその部屋に入ると、ペルーの外務省の人たちとテーブルをズラーっと囲む仕事中のマークがいます。またまた場違いなところにドジにやって来てしまいました。

それでも、皆さん優しく、いいよいいよ、要件を伝えなさいと言ってくれます(ただの興味本位か・・・)。

ブリジットはマークに釈放に奔走してくれたことへのお礼を言い、愛してると言い、マークはプロポーズするのでした。

そして、めでだく結婚へ。

ハッピーエンドの、面白い娯楽映画です。