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2010年7月27日火曜日

オノデラユキ 写真の迷宮へ

東京都写真美術館で開催中の『オノデラユキ 写真の迷宮へ』という写真展にいってきました。チケットがショッキングピンクを背景にしたちょっとキッチュな静物画像だったので、どんな派手な写真展なのかと思っていたら、全然そんなことありませんでした。

独学で写真技術を身につけフランスを拠点にして活動しているオノデラユキ。

彼女は写真のもつ特性である記録すること、分類すること、位置づけることというものをとても自然に取り除いてしまってます。写真が場所や時間から離れていって、宙に浮いているようです。

「オルフェウスの下方へ」という作品が興味深かったです。
ヨーロッパのあるホテルでおきた不可解な失踪事件がもとになっている作品で、彼女の推理では、その行方不明になった人は地球の真裏側に移動したという結論です。これは18世紀のイギリスの航海日誌にあったマオリ族の伝説をもとにした推理です。映画のようなストーリー展開が想像できます。

とても奇抜でよく考え抜かれた写真展でした。



オノデラユキ写真展の後、恵比寿を歩いていると、ガーデンプレイスの通りを渡って向こう側に「MLB cafe Tokyo」というカフェがあることに初めて気づきました。いつからあったのでしょうか。この日はエンジェルス対レッドソックス戦を放送していて、店内にいくつもある大きなテレビ画面で対戦映像が流れてました。松坂大輔投手が投げていたと思います。


7月下旬にもなると、ガーデンプレイスのガーデンには花がほとんど咲いてません。その中でもいくつか咲いていたのが、

ユリ
アガパンサス
花言葉は「知的な装い」
名称不明です。

猛暑の恵比寿ガーデンプレイスでは『スターライトシネマ2010』なるイベントをやるらしく、センター広場には椅子がズラ~と並べられてました。


(注:クリックすると音が出ます。)
グレン・グールド 『ベートーベン 熱情 第一楽章』