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2010年4月4日日曜日

東京散策その二・皇居東御苑、旧岩崎庭園、上野公園散策

母が東京を訪れたので、一緒に皇居東御苑、旧岩崎庭園、上野公園などを散策して参りました。

皇居は大手門から入ります。
東京駅方面からだと大手門からしか入れないそうです。
花見の時期とあってか人の出入りも多いですね。
因みに月曜と金曜はお休みです。
行かれる方はお気をつけください。




百人番所です。









そして次が大番所。









本丸広場ではみなさん御座を広げてお花見です。
私たちも花見しましたが、
御座を広げての花見なんて、久しぶり~。
外で食べるおにぎりはおいしい。






天守台から望む本丸広場です。
広々ですね~。
皇居に入ってしばらく歩くと、

それまで間近でこれでもかと言わんばかりにそびえていた高層ビルが、遠く小さく、その威圧感を失って望めます。
皇居、昔の江戸城は、天下のお城だけあってか、
そんな現代建築をもちっぽけに見せてしまうほど、
都心のど真ん中を今もなお占めております。 
 
 

二の丸の方に咲いていたモミジイチゴ。
「桜だけじゃないのよ~。」








大手門から出ていったところの内堀にいた鳥です。
一羽だけいて、
やたらとカメラ目線だったり、
ポーズをとったりと、
カメラ慣れしている様子の鳥でした。
そして、実際フラッシュをたくさん浴びていました。




 
お次は旧岩崎庭園。
旧岩崎邸内に敷かれる赤ジュータンがすり減ってしまうのではないかと思うほど、人が多かったです。
 
 
 
 
 
 
 
二階バルコニーからの眺めです。
演奏会があるようで、芝生に椅子が並べられています。
昔、GHQが使用していた時は、
ここで運動会をしていたそうです。
 
 
 
 
 
 
マントルピースは鏡があるのが正しいあり方だそうで。
部屋を広く見せるための工夫なんだそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
和館の庭です。
この大きな石、どこから持ってきたのでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
鐘球館のなかです。
どこもかしこもお金のかかったつくりなのでした。
このお屋敷、
西欧に負けじとつくっただけのことはあるのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
次は旧岩崎庭園からすぐの上野公園不忍池。
花見の本場ですよ~。
混み具合が違う。
屋台が並んでいるところなどは、ほとんどお祭り状態です。
カセットコンロを持ってきたりと、花見の仕方も本格的。
 
 
 
 
 
桜、桜、桜・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
桜シーズンで日曜日とあってか、どこもかしこも混んでました。
混んでいるのがわかった上で敢えて一緒になって御座を広げて花見をする。
参加型・・・それもなかなかいいではないですか。
ただ、こうして散策していると、高齢化社会であることを実感させられます。
幼子連れの親子が少々、若いカップルがそこそこ、
若くないカップル(私の主観)やお一人様・外国人観光客もそこそこ見られ、
中高年グループ多数ではありませんか。
しかも中高年グループは元気で賑やか。
旧岩崎庭園にて喫煙されていたおばさまが、
「タバコやめた方がいいわよ。」と
仲間のおばさまに言われ、
「やめる時は死ぬ時よ!」と元気よく言い返すという光景がみられました。
あとは死ぬだけとの開き直りからくる強さでしょうか。
確かに30代前の若い人にはまだそこまでのものはないかも。
今となっては天下の三菱、スリーダイヤですが、創始者彌太郎はもともとは貧しかった。
下の身分からはい上がってきた岩崎彌太郎のようなハングリー精神も、
今の若い人に求めるのは酷な気がします。時代が違いすぎ・・・。
「右肩上がりの時代ではないのよ~。
どこもかしこも整備されて、もうやることなんかないんだから~。
なのに、正社員にはなれないの~。
国は豊かでも個人は貧乏である切なさ・・・。
かじるスネがあるならずっとかじっていたい。」
というところでしょうか。
上野公園では、どんちゃん騒ぎの花見客のすぐそばで、
炊き出しを待つ長蛇の列ができています。
この狭い空間に、
酒を飲んで騒げる人と、炊き出しを待つ人々が同時にいる。
そしてお互い気にしない、というか接点をもたない。
社会の縮図ではないですか。
炊き出しを待つ人の中から、
彌太郎のようなハングリー精神をもって
はい上がっていく人が排出される社会でしょうか。
やっぱり時代が違う。
炊き出しを待つに至った過程も昔とは違うはず。


秋葉原で食べた「わらびや」の蕎麦御膳、おいしかったです。
そういえば蕎麦御膳、母がおごってくれた・・・。
とりあえずご馳走さまでした。