ページ

2010年6月14日月曜日

芦別 北海道

旭川空港に飛行機が無事着陸して、最初に向かったのが芦別です。
富良野を抜けて芦別へ車を走らせるルートを取りました。

芦別市は空知川流域に位置し、9割が森林です。
道路を走っていても、ずっと森森森です。
そして、白樺が林立する姿をみると、故郷の自然だなあと感じます。
ところどころに紫の藤やピンクのサツキなど、
いろいろな花が自生していたり、
点々と所在する家の庭に咲いていたりするのですが、
周囲の大自然にすぐに飲み込まれてしまい、どうしてもかすんでしまいます。
富良野の富田ファームくらいにしないと、北海道の自然のなかでは
目立たないことがよくわかります。

富良野を通り過ぎて国道135号線から452号線に入り、
木曽路を歩いてるのかと思うほどにとんでもなく長く、
いつまでたっても視界の開けない、
2キロほどはあろうかというトンネルを抜けて、
携帯もすっかり圏外になった山岳地帯へと入ります。
芦別の山は、取り残されたら生きて帰れないと思えて、ちょっと怖いです。
そんななか、野生のシカが一頭見られました。
道路のすぐ横にいましたが、まだ幼いシカだと思います。



坑夫の像です。

芦別は、かつて炭鉱産業が栄えた頃は人口も7万人ほどでしたが、
現在は17000人ほどにグッと減りました。
そして、石炭からなんとか観光産業でやっていこうと頑張ってます。

芦別市の名所の一つ、三段滝公園です。



三段滝は、とても険しくて、北海道の厳しさを思わせる滝だと思います。
裂け目が剥き出しで、
地層がどうこうと考えたくなる岩がドドーンと連なってます。
今まで見たことのある滝は縦長のものがほとんどだったのですが、
この滝は横長です。
相当車を走らせないと行き着けないところなのですが、
行った甲斐がありました。

三段滝を堪能した後は芦別市の中心部へと車を走らせます。
道路にはほとんど通る車もない芦別界隈。


途中、星槎大学があります。
ここは炭鉱が栄えていた頃は小学校だったところです。
当時、最盛期で人口7万人の町にしては、随分立派な小学校です。
かつての繁栄期が伺えます。

夜8時過ぎに芦別スターライトホテルの温泉に入りましたが、
とてもいいお湯でした。

その後、樹齢1700年を越える黄金水松を見て圧倒され、
(北海道では水松はオンコと呼ばれます。)
ウドの採れるところをチェックし、

三本ナラを拝み、
旭川へと向かうのですが、
夜のこのあたりの道路は目印になるものがないので、
どこを走ってるのかわからくなります。
北海道恐るべしです。でも、無事旭川に到着しました。

芦別にある宝来軒というお店が、ガタタン料理で有名なのですが、
この日はそのお店にも行きました。
ガタタンとは炭坑夫が食べていた料理のことで、
芦別が炭坑の町だった頃の名残です。

チャンポンのようでもあり、でも、もっとワイルドな
栄養抜群のガタタンラーメンです。

餃子もおいしかったです。