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2010年6月3日木曜日

シートン動物記

ずっと前からシートン動物記に興味があったのですが、
BSハイビジョンにて「シリーズ大自然の目撃者シートン動物記の世界」
をみることができました。「灰色熊の伝記」です。

母熊と4頭の子グマが森で一番強い生き物として
ゆったりと平和に暮らしていたところ、
人間の手により母と兄弟熊を殺され自分だけが残った子グマ。

生きる術もわからないまま森の中に放り出され、
すべてが恐怖です。

それでも果敢にサバイバルして生き延び、
時に過去の恨みをはらすべく人間へ復讐する熊。
ものすごい知性の持ち主なのでした。
平和ボケして知性が衰える一方の人間とは比べることができない頭脳を、
野生の生き物は持っているようです。

それを動物目線で描くシートン。
どうやってあれだけのことを観察したのかと思うと、
動物への思いの強さを感じずにはいられません。

野生の生き物は、必ず距離をとって接しないといけないそうです。
可愛がったり、食物をあげたりすることは、彼らをダメにすることだそうな。
そうですね、野生で生きていけなくなりますから。